略語・用語

死腔の簡単なまとめ

呼吸をする際にガス交換に関与しない部分があり、それを「死腔」といいます。
この死腔にはいくつかの区別があるので簡単にまとめます。

死腔とは

呼吸器には、ガス交換に関与しない部分があります。
それを、「死腔」と呼びます。

ガス交換は肺胞にまで達した空気だけがガス交換されるので、鼻腔・咽頭・後頭・気管・気管支などは死腔にあたります。

また、死腔には生理学的死腔と機械的死腔があります。

①生理学的死腔
これは、解剖学的死腔と肺胞死腔を合わせたものになります。

<解剖学的死腔>
鼻腔から終末細気管支までの気道部分。
約100~150mlと言われています。

<肺胞死腔>
肺胞に空気が達していても、肺胞に血液が通っていなければガス交換ができません。
そんな肺胞を肺胞死腔といいます。
低酸素血症の原因の一つである「シャント」にあたる部分と言えます。

②機械的死腔
人工呼吸器の気管チューブなどが機械的死腔にあたります。
生理的ではない人工的(人工呼吸器に関するもの)なもので解剖学的死腔にあたる部分と言えます。

最後に

死腔は学生の頃に教科書で学んで以降、調べたりすることはなかったかもしれません。
ただ、酸素療法や換気障害、気管挿管前の酸素化など死腔が出てくる場面は意外と多いことに働いていると気づかされます。
知っていると普段のアセスメントに深みが出るかと思います。