救急看護

へーリング・ブロイエル反射

人が呼吸をするときに、へーリング・ブロイエル反射というものがあります。
看護師をしていて、特に知っておくべき内容でもないですが、知ってるとなんとなく得した感じになる豆知識です。

人間の呼吸はどうしてる?

ここでは、簡単に呼吸をまとめます。

呼吸は普段無意識に行っており、呼吸中枢から横隔膜や肋間筋などに刺激が伝達され、吸気を行っています。

そのあと、横隔膜などの収縮が無くなり呼気になります。

肺は拡張され、拡張されると呼気に移り、収縮します。

この吸気と呼気の切り替わりの際にへーリング・ブロイエル反射が起こっているのです。

へーリング・ブロイエル反射

先ほど、吸気・呼気の切り替わりの話をしました。

吸気によって肺が拡張されると肺の伸展受容器が刺激され、その刺激が迷走神経を経由して呼吸中枢の吸気中枢に伝えられて呼吸中枢からの伝達が抑制されます。
そのために、吸気から呼気に切り替わります。

次に、呼気に移ると肺がしぼんでいきます。
しぼむと拡張していたことで刺激されていた肺の伸展受容器の刺激が少なくなります。
そのため、吸気中枢の抑制が弱くなり呼気から吸気に反射的に切り替わります。

この、吸気⇒呼気、呼気⇒吸気の2つの反射をへーリング・ブロイエル反射と言います。

呼吸中枢と肺の伸展受容器は連動していて、
呼吸中枢からは「息を吸って」
肺の伸展受容器からは「肺が膨らんだから吸うのをやめて」
の命令が交互に起こっているってことですね。

最後に

特に知らなくても看護師として働ける内容かもしれませんが、「そうなんだ」と思ったので少し書かせていただきました。

この一連の働きが生理的な呼吸ということを理解していれば、人工呼吸がどれほど侵襲的なものか容易に想像できるかと思います。