救急看護

救急で役立つコミュニケーションツール:2challenge rule

救急の場では、急変時の対応など多忙で煩雑な状況であることが多いと思います。こういった場面でコミュニケーションエラーが発生しやすくなります。そんな時に役立つコミュニケーションツールとして2challenge ruleという手法があるので紹介したいと思います。

救急でのコミュニケーションの重要性

救急の場では、医師との連携で口頭指示をもらうことが多いかと思います。そういったときに、聞き間違い・聞こえていなかったといったことで患者を危険な状況にさらしてしまった経験はないでしょうか。

看護師同士の連携も同じです。リーダー・メンバー間、メンバー同士でも連携は必須になってきます。エラーが起こったときに「言った」「言わなかった」の押し問答を見かけたこともあるのではないでしょうか。

でも、問題の本質はそこではないと思います。

人と関わる以上、コミュニケーションエラーは完全になくすことはできませんが、エラーの回数を減らすことはできます。
そのための、努力は当然すべき行動と考えます。

コミュニケーションの重要性を知ることで患者の患者に危険な状況にさらすことなく適切な医療・看護を提供できるようにしていきたいですね。

2challenge ruleとは

2challenge ruleとは、発言した内容(情報など)が無視された場合、確実に聞こえるように、少なくとも2回ははっきりと声に出して伝えるということです。

「無視された」と書くと語弊があるかもしれませんが、医師の場合処置に集中していたり、リーダー看護師だと多くの状況を整理していたりとメンバーの発言を聞き逃していることがあるため、「聞こえていなさそうだからもう1回言う」というスタンスで提案・報告するといいと思います。

実際の活用例

A看護師:リーダー
B看護師:受け持ち看護師

B看護師:A看護師、受け持ち患者がショック状態です。外周りのメンバーの配置をお願いします。
A看護師:(他患者のことで考え事をしている)・・・
B看護師:(1回目より大きな声で)A看護師、受け持ち患者がショック状態なのでメンバーの配置をお願いします。
A看護師:ショック状態になっているんだね。すぐに介助につけるスタッフを配置するように調整するね。Bさん報告してくれてありがとう。
B看護師:こちらこそ(話を聞いてくれて)ありがとうございます。

こういったように2challemge ruleを活用して確実な情報共有をしていきたいですね。

最後に

今回は2challemge ruleを紹介しました。
すごく簡単なコミュニケーションスキルですが、実際活用するとなると目上の人に2回発言するのはちょっと気が引けるものです。

発現された人は発言した人の思いも汲み取って対応することで次回からも積極的に発言できるようになります。

コミュニケーションは普段何気なく行っているものですが意図的に実践するとなると案外難しいものです。
何事も練習・経験が大切です。
ぜひ、この機会に職場で実践してみてはいかがでしょうか。